ホームページ、何年触ってないか覚えてますか?|古いホームページを放置するデメリット
「ホームページはあるし、ちゃんと表示されているから問題ない。」
そう思って、そのまま何年も使い続けているホームページはありませんか?
今日のお題は古いホームページを放置するデメリットです。
最近ではアプリを作ったりAI社員導入を手伝ったり、相変わらず忙しいですが、今話題になっている様な革新的なことばっかりやっていたので、このブログでは基本的なことに戻る様なものを書きたい!ってことでこの話です。
もちろん、ホームページは新しければいいというものではありません。
10年前に作ったホームページでも、今の事業内容が正しく掲載されていて、スマートフォンでも見やすく、表示速度にも問題がなく、問い合わせまでスムーズにつながるのであれば、それだけで「古いからダメ」とは言えません。
ただし!
ホームページは、作った瞬間から時間が止まっているわけではありません。
スマートフォンの普及、ブラウザやサーバー環境の変化、WordPressなどのシステム更新、検索エンジンの変化、ユーザーが情報を探す方法の変化。
Webを取り巻く環境は、少しずつ変わり続けています。
そのため、問題なのは「古いホームページ」そのものではなく、古い状態のまま放置されているホームページです。
今回は、そんなホームページを長期間そのまま使い続けることで起こりやすい問題について書いてみます。
スマートフォンで見づらい
昔のホームページで、まず確認したいのがスマートフォンへの対応です。
パソコンでは普通に見えるのに、スマートフォンで見ると文字が小さい。
横にスクロールしないと内容が見られない。
ボタンが小さくて押しづらい。
画像や文章の配置が崩れている。
こういった状態では、せっかくホームページを見つけてもらっても、そのまま離脱されてしまう可能性があります。
今は「パソコンで見るホームページ」を基準に考える時代ではありません。
スマートフォンからアクセスする人が多い業種であれば、なおさらです。
「昔作ったときは問題なかった」ということと、「今のユーザーにとって使いやすい」ということは、別の話なのです。
表示速度が遅くなっている
古いホームページでは、表示速度も確認したいポイントです。
昔は問題なく表示されていた画像やプログラムも、現在の環境では負担になっている場合があります。
特にWordPressの場合、テーマやプラグイン、画像、外部サービスなどが積み重なっていくことで、サイト全体が重くなることがあります。
表示されるまで時間がかかるホームページは、それだけでユーザーにストレスを与えます。
「あとで見よう」と思って待ってくれる人ばかりではありません。
クリックして、なかなか表示されなければ戻る。
これは実店舗で考えると、店のドアを開けたのに店内がなかなか見えないようなものです。
ホームページにアクセスしてもらったのに、見る前に帰られてしまう。
それでは、もったいありません。
情報が古くなっている
これは意外と見落とされがちです。
「ホームページを作った当時の情報」が、そのまま残っていないでしょうか?
営業時間。
電話番号。
住所。
サービス内容。
料金。
スタッフ。
写真。
代表者のプロフィール。
アクセス方法。
こういった情報は、事業を続けていれば変わることがあります。
特に怖いのは、ホームページが普通に表示されているため、持ち主自身が「問題なく動いている」と思ってしまうことです。
しかし、お客様からすると、そのホームページに書かれている情報が「現在の情報」です。
古い情報を見て来店した。
古い営業時間を見て電話した。
以前とは違うサービス内容を見て問い合わせた。
こうなってしまえば、ホームページがあること自体がマイナスになる可能性もあります。
ホームページは「あること」よりも、正しい情報が載っていることが大切です。
「古い会社なのかな?」と思われる可能性がある
これは、Web制作をしていてかなり重要だと思う部分です。
ホームページのデザインは、その会社やお店の印象に直結します。
例えば、10年以上前に作ったようなデザイン。
小さな文字。
古い写真。
更新されていないブログ。
今ではあまり見かけないレイアウト。
もちろん、それだけで事業そのものが古いわけではありません。
しかし、ホームページを初めて見る人には、その会社の「現在」を判断する材料がありません。
だからこそ、
「ここ、今も営業しているのかな?」
「情報は大丈夫かな?」
「ちゃんとしている会社なのかな?」
という印象につながることがあります。
実際には何十年も続いている素晴らしい会社なのに、ホームページだけを見ると、その魅力が伝わらない。
これは非常にもったいないことです。
むしろ歴史のある会社ほど、現在の姿をきちんと見せたほうがいい。
長く続いていることは、古臭さではありません。
歴史は価値になります。
ただ、その価値を「古いホームページ」が隠してしまっていることがあります。
システムが古くなっている
デザインだけではなく、内部のシステムも確認する必要があります。(DSRでは基本的にWordPressを使ってホームページを制作しています)
WordPressは現在も継続的に更新されており、2026年にもセキュリティ修正を含むアップデートが公開されています。公式にも、現在の最新メジャーバージョンが正式にサポート対象であり、古いバージョンへの修正は基本的に例外的な対応であることが案内されています。
つまり!
「10年前に作ったけど、普通に表示されているから大丈夫」
とは限りません。
本体だけではなく、テーマやプラグイン、サーバー環境も関係してきます。
古い環境を放置すると、セキュリティ上の問題や、更新したくても簡単には更新できない状態につながることがあります。
特に何年も手を入れていないサイトは、一度きちんと現在の環境を確認したほうがいいでしょう。
「問い合わせる」という行動につながりにくくなっている
ホームページの役割は、情報を載せて終わりではありません。
見つけてもらい、
内容を読んでもらい、
「ここに相談してみよう」と思ってもらい、
実際に問い合わせてもらう。
ここまでがホームページの仕事です。
ところが古いホームページでは、この「問い合わせる」までの導線が弱いことがあります。
電話番号が分かりにくい。
問い合わせフォームがない。
スマートフォンから電話しづらい。
アクセス方法が分かりにくい。
サービス内容を見ても、自分が対象なのか分からない。
こうなると、せっかく興味を持ってもらっても、最後の一歩で離脱されてしまいます。
ホームページは会社案内でもありますが、同時に「次の行動へつなげる場所」でもあります。
検索への対応も見直す必要がある
「昔からGoogleで検索すると出てくるから大丈夫」
これも注意が必要です。
検索結果に表示されることと、今後も検索から見つけてもらいやすい状態であることは同じではありません。
Googleは検索結果の表示方法や、AI機能、構造化データなどを継続的に更新しています。現在のGoogle検索では、サイトの情報を検索エンジンが理解しやすい形にすることも重要になっています。
だからといって、
「古いホームページだから検索順位が落ちる」
と単純に言えるわけではありません。
検索順位は、コンテンツや検索意図、競合、サイト構造など、さまざまな要素が関係します。
ただ、何年も情報設計を見直していないホームページであれば、
「今のユーザーが何を検索しているのか」
「どんな情報を求めているのか」
「その情報をホームページでちゃんと説明できているのか」
という部分は、一度見直す価値があります。
AI検索の時代にもなっている
そして現在は、検索そのものの形も変わってきています。
Google検索でもAI機能が提供されるようになり、ユーザーが情報を探す方法は少しずつ変化しています。Google自身も検索におけるAI機能を現在のSearchの一部として案内しています。
これからは、
「検索結果の何番目に出るか」
だけではなく、
「この会社は何をしているのか」
「どんなサービスを提供しているのか」
「どこにあるのか」
「誰に向いているのか」
といった情報を、Web上で分かりやすく整理しておくことがますます重要になっていくでしょう。
昔作ったホームページの文章を一度も見直していないのであれば、これを機会に「今の自分の事業をきちんと説明できているか」を確認してみてもいいと思います。
では、古いホームページは全部作り直すべきなのか?
ここまで書いておいてですが、
「10年前のホームページだから、今すぐリニューアルしましょう」
とは私は言いません。
それは少し乱暴だからです。
大切なのは、年数ではありません。
今の事業に合っているか。
今のお客様にとって使いやすいか。
必要な情報が正しく載っているか。
スマートフォンで問題なく見られるか。
表示速度に問題はないか。
問い合わせまでの流れが分かりやすいか。
システムが安全に維持できる状態か。
そして何より、
今のあなたの仕事を、今のホームページでちゃんと伝えられているか。
ここです。
10年前に作ったホームページでも、きちんと管理され、必要な部分が改善されているなら、まだまだ使える場合があります。
逆に、3年前に作ったホームページでも、情報が古く、スマートフォンで見づらく、問い合わせにつながらないのであれば、見直す価値があります。
ホームページに年齢があること自体が問題なのではありません。
更新されないこと、見直されないことが問題なのです。
ホームページは「作って終わり」ではない
以前のPELOGでも書きましたが、ホームページは作ったら完成ではありません。
畑を作っただけでは作物は育ちません。ホームページも同じです。
お店のホームページを作ったらそのホームページはお店と一緒です。
情報を更新し、必要なページを追加し、検索や地図から見つけてもらい、SNSなどから人を呼び、訪れた人が安心して問い合わせできる状態を作っていく。
そうやって少しずつ「事業の資産」になっていきます。
だからこそ、何年も触っていないホームページがあるなら、一度じっくり見てみてください。
「ちゃんと表示されるから大丈夫」ではなく、
「今の自分の仕事を、ちゃんと伝えられているだろうか?」
という視点で見てみる。
もしかすると、作り直す必要はないかもしれません。
少し修正するだけでいいかもしれません。
あるいは、今の事業に合わせて全面的に作り直したほうがいいかもしれません。
それを判断するところから、ホームページの見直しは始まります。
Digi Sign Reportでは、ただ新しいデザインに作り替えるのではなく、現在の事業内容や目的に合わせて、デザイン・構成・表示速度・SEO・お問い合わせまでの導線などを含めて、ホームページ全体を設計しています。
古くなったから新しくする。
それだけではなく、
「今の仕事に、今のホームページを合わせる。」
そのためのリニューアルなのです。